2013年5月22日水曜日

寡黙静謐、松山英樹。アメリカへの想い [ゴルフ]




今年(2013)4月にプロとなったゴルファー「松山英樹(まつやま・ひでき)」21歳。

19歳ですでに、アジア・アマチュアゴルフ選手権を制し、その翌年に連覇を成し遂げていたほどの彼であるが、プロ転向にはずっと慎重な姿勢を貫いていた。



そして今年のプロ一年目

「国内ツアー4試合に出場して1勝、2位が2回という好成績で、賞金ランキングの首位につけている(AFP通信)」

プロ転向後、まだ2ヶ月。それでも松山は十分すぎるほどの成功を、すでに収めている。



ところで、松山の同年代には「石川遼」がいる。彼はすでにアメリカ・ツアーに参戦している。

多弁な石川遼に、寡黙な松山英樹。

今回、日本外国人特派員協会で松山英樹の見せた緊張は、そんなイメージ通りだった。



「Hello, my name is Hideki Matsuyama. Thank you for coming here today……」

英語で話すのは、ゴルフよりも緊張するという松山。この場に呼ばれるのは、尾崎将司、宮里藍、片山晋呉、石川遼に次いで5人目だ。

「その緊張ぶりは少し離れたところから見ていても、十分に伝わってきた(sportsnavi)」



ゴルフ場では何百、何千というギャラリーに囲まれてプレーする松山も、外国人特派員協会という場には、言い知れぬ重圧がある。

それでも松山は丁寧に、「一刻も早く、アメリカ・ツアーに参戦したい」と明言した。

「(メジャーで)勝てる要素はあります。マスターズではラフがほとんどなくてグリーンが硬くて速い。正直ティーショットは曲がっていいから、その他を極めれば勝てると思っています」



現在、松山英樹の世界ランキングは80位。石川遼の114位を上回り、日本人選手では藤田寛之に次いで2番手につけている。

華やかな雰囲気をもつ石川遼に対し、この松山英樹という男は静謐を好むかのようであり、「20歳でマスターズ優勝」と金看板を掲げた石川に対して、松山は「とりあえず一戦一戦、一打一打やっていきます」とじつに謙虚である。

「語るよりも、いま何をやるかの方が大事。松山の全身が、プレーが、そんな言葉を発しているようだ(sportsnavi)」



朴訥さの中に「勝負強さ」をあふれさせる松山のプレー。

「無言の凄みが、その重量感を増長する」



そんな彼が口にした「アメリカ参戦」。

いよいよ大きな歯車が動き出す…!













(了)






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ソース:
AFP通信「松山英樹 米国ツアー早期参戦に意欲」
sportsnavi「松山英樹が持つ、石川遼と対照的な凄み」

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