2013年5月17日金曜日

ボウリングに超新星。泉宗心音、13歳



わずか13歳、「期待の新星」はまだ中学2年生の女の子。

ボウリングの「泉宗心音(いずむね・しおん)」

今年1月に行われたインターナショナル・チャンピオンシップ(愛知・稲沢グランドボウル)で、世界選抜を破るという「金星」を挙げた(3人チーム戦)。プロも参加する女子の部では、95人中18位と大健闘。



最高スコアは289、平均スコアは209。

そのフォームは大人顔負け。バックスイングで後ろに伸びる腕が、ぐっと高い。このバックスイングが高いほど、ボールにはスピードと回転が加わり、よりピンを倒しやすくなる。

「ものすごくイイ音でピンが弾けると、言葉に表せないほど嬉しいですね」と、あどけない顔をほころばせる。

使うボールは6.8kgの15ポンド。男子顔負け。



泉宗心音選手がボウリングを始めたのは、まだ3年前の小学4年生の頃。

その後、現在所属のイヨテツボウルにおいて、広島アジア大会(1994)銅メダルの和田幸正さん(47)らの指導を受ける。

以来、メキメキと頭角をあらわし、最年少で日本ユース代表に選ばれた。



「夢は世界」と語る彼女、自宅では黙々と「シャドー・ボウリング」に取り組む。

鏡に向かって引かれた一本の白いライン。その白線上、ひたすら「5歩の動作」を繰り返す。ブレないフォームを徹底的に身体に覚え込ませるためだ。

高いバックスイングの欠点は、その精度。腕を上げる位置が数センチ違うだけで、コントロールが乱れてしまう。

その「素振り」が終わると、今度はダンベルを手に、「ボールを離す5歩目」のトレーニング。最後の5歩目、重いボールでバランスを崩さないようにするためである。



「世界を飛び回りたい」

そんな心意気を胸に彼女は、本日(5月17日)開幕のNHK杯全日本選抜ボウリングで、覇を競う。

中学2年生の泉宗選手の身長は156cm。その身長もボウリングも、まだまだ伸び盛りだ…!






ソース:NHKスポプラ(5月16日)

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