2012年10月28日日曜日

書籍:ファーガソンの薫陶



「ファーガソン監督ほど、謎めいた人間はいない」

ファーガソンとは、イングランドの名門チーム「マンチェスター・ユナイテッド」の監督。香川真司の肩に手を回した人物でもある。



彼がチームを率いるようになったのは26年前、その頃はベルリンの壁もソビエト連邦も健在であった。

そして26年後の今、ベルリンの壁もソビエト連邦も崩れ去ったというのに、70歳の名将はいまだにグラウンドに仁王立ちしている。



「怒鳴り散らし、クビをきり、床のスパイクを蹴り上げる。言葉の挑発と心理ゲームを仕掛けて、罵倒の熱風をこれでもかと浴びせる」

それでもファーガソン監督は「いい人」とされている。

「沸騰しながら冷却も進める」ことができる彼の腹中には、「矛と盾」が同時に収まっているようである。



「昨日の真理は、今日の錯誤かもしれない」

なぜ、この老将はいまだに第一線を張り続けているのであろうか?

本書にその解はあるのであろうか?





ソース:Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 10/25号
「徹底と柔軟、情熱と計略。謎めいた巨匠の革新に触れる」

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