2012年10月18日木曜日

愛される外国人、香川真司(サッカー)。



「シンジ・カガワ(香川真司)はドイツの『ブンデスリーガの中で最高の選手』だと僕は言い続けてきたきたけど、やっぱり、彼は一番だったよ!」

そう活き活きと語るのは、ヨルク・バイラー(ビルト紙)。ドルトムント番記者の中でも「カガワへのズバ抜けた愛」を抱き続けた男だ。



当の香川真司は、ドイツのドルトムントを去り、イギリスのマンチェスターUへと行ってしまったわけだが、香川がドイツからいなくなってからというもの、その抜けた穴の大きさを、改めて痛感させられたというのである。

「シンジがいなくなって寂しいよ…。僕はドルトムントの担当になって11年になるけど、チームの中で『あんなに愛された外国人』は見たことがない…。シンジはホント大きな存在だった。シンジられないくらいにね!」



そんなヨルクが香川真司を初めて目にした時、「あの動き、シンジられない…」と驚いたというが、ドルトムントの監督からは「まだ、大きな記事にしないでくれ」と内々に頼まれたという。その理由は「注目されすぎると大変だから」というものであった。

確かに現在、注目されすぎた香川は「大変なこと」になって、イギリス最高のチームへと行ってしまっている…。そのことをヨルクは自分なりに評価する。

「シンジは『サッカー少年』なんだよ。彼はずっとイングランドでプレーしたいと思っていた。そんな子供の夢を邪魔するわけにはいかないだろ?」



一方、移籍先である名門マンチェスター・ユナイテッドの元スター選手、「デイビッド・ベッカム」は香川真司を、こう評する。

「(チームは)すごくいい補強をしたという印象がある。香川はユナイテッドがずっと探していた『新しいタイプの10番』で、すごく大きな戦力アップになる。スコールズは『ルカ・モドリッチ』を連想させる選手だと言っていたよ。これは『ものスゴイ褒め言葉』なんだ!」





ソース:Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 10/25号
「ドイツ人記者の偏愛的カガワ論」

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