2011年度の「Jリーグ」の経営状況を見ると、全38クラブのうちの約半数、18クラブが「赤字」を計上している。
「日本代表の国際試合は満員になるのに、足元のJリーグはなぜ経営に苦しむのか?」
日本代表のメンバーは現在、その半数以上が「海外組」で占められているため、Jリーグには本田圭佑や香川真司はいないのだ。この点、オリンピック・メダリストが登場する「なでしこリーグ」とは根本的に構造が異なる。
資金的に余裕があるのは、ほぼ例外なくJSL以来の老舗クラブばかりである。営業収入でトップに立つのは「浦和」。それでもピーク時に比べれば、収入は20億円以上も減少しているという。
さらに悪いことには、2012年から3期連続で赤字を計上したクラブ、または2014年に債務超過に陥ったクラブは2015年からJリーグに参戦できなくなる。これは2013年度から導入される「ライセンス制度」によるものだ。
今後、現在は規制されている「株式上場」の道を開くのも一つの方法となるのかもしれない。イギリス・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドがNY株式市場に上場したように…。
出典:
Sports Graphic Number 2012年 9/27号
「Number EYES 根深きJリーグ赤字問題、突破口は見つかるのか」
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