2012年12月7日金曜日

[PR] イチロー選手のアイウェア(2012シグニチャー)





イチロー選手のトレードマークともなっている「OAKLEY(オークリー)」のアイウェア。1998年から14年間も愛用しているとのこと。

このシグニチャーモデル(特別限定)は、イチロー選手こだわりのフレーム(ブルーベース)に加え、10年以上にわたってお気に入りのレンズカラー(薄いグレー)となっている。

「細部までイチロー選手のリクエスト通りの仕上がりとなっている」

ちなみに、ヤンキースとしての新しい背番号である「31」、そして名前も刻印されている。





WBCの山本監督、北京五輪の星野監督。ともに同級生


「ミスター赤ヘル」

それは現役時代の「山本浩二(やまもと・こうじ)」選手(広島)のこと。

引退から四半世紀を経た彼は今、3連覇のかかる世界大会WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表の監督となっている。



ところで、山本監督と星野仙一氏は「同級生」である(星野氏は北京オリンピックで日本代表を率いた人物)。現役時代にライバル同士だった2人。星野氏は山本監督をこう評す。

「麻雀をやると、僕はイケイケだが、あいつはバッティングと同じで、ものすごく読みが深くて、強い」

どうやら、山本監督はもともと「監督向き」であったらしい。実際、1989年に広島の監督に就任した山本氏は、2連連続で2位、そして1991年にはセ・リーグの優勝監督となっている。読みの深い山本氏の野球はじつに「緻密で精巧」だった。



しかしその後、山本監督率いる広島は低迷することとなり、その結果、2005年に山本氏は監督の座を降りることとなる。時代は山本監督の「精巧さ」よりも、充分な戦力で戦う「ド派手さ」がもてはやされるようになっていた。

そんなこんなで、一時は身を引いた山本氏であったが、その3年後にふたたびユニフォームを着ることとなる。同級生・星野氏が北京オリンピックの日本代表の監督に就任するや、守備走塁コーチとして入閣することとなったのである。



しかし、北京オリンピックの結果は「惨敗」。日本代表チームからは「熱さ」が感じられず、「チームとしての体(てい)」をなしていなかった。

当時の山本氏はこんなコメントを残している。「全体的に淡白だった。乗ってくるようなものがなかった…」。



さて、今度は自身が日本代表を率いて世界に挑むこととなった山本監督。3年連続・世界一への期待が重くのしかかる。

そういえば、同級生の星野氏はこんなことも言っていた。「僕はケンカ沙汰になると『やってやるぜ』というタイプだが、あいつ(山本氏)はケンカせずに丸く収めようとするタイプ」。

熱い星野氏と冷静な山本氏。なんとも対照的な2人ではないか。



星野氏は北京で敗れたが、はたして山本氏は?

星野氏の「イケイケ」はどうやら北京で空回りしてしまったようである。一転、今回は冷静な読みをもつ山本監督。大リーグから日本人選手の招聘が叶わなかったために、WBCの日本代表は純国産のチーム構成となっている。

しかし逆に、この「地味さ」が山本監督の精巧さにはマッチするのかもしれない…。






ソース:Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 12/6号
「ナンバー懐古堂」

2012年12月5日水曜日

アメリカの大リーガーは「給料ドロボウ」?


かつてバスケットボール(NBA)の「マイケル・ジョーダン」は'96-'97年、年俸3,000万ドル(約24億円)という大台を記録した。そして、そのシーズンの活躍は、その破格の年俸に十分すぎるほどに「見合う」ものであった。

「ジョーダンはこのシーズン、得点王で、ファイナルMVPでもあった。そして何より、彼の属するブルズの人気を世界的なものにしたという功績もある」



さて、今度は現在のアメリカ大リーグ(野球)に目を転じてみよう。

10年前に年俸2,000万ドル(約16億円)を超える大リーガーは「アレックス・ロドリゲス(現ヤンキース)」ただ一人だった。それが今、「14人にまで増えている」。いまやアメリカ大リーグは「最高年俸が2,000万ドルを超える時代」に突入しているのだ。

それはアメリカ大リーグの収入の好調さに裏打ちされたものである。「インターネットの普及でチケットをずっと効率的に売れるようになったし、日本人選手の増加で、TV放映権収入やスポンサー収入も上がっている」。

そして何より、アメリカ大リーグには選手年俸の「サラリーキャップ(上限)」が存在しない。つまり、天井なしに年俸が高額化しうるということだ(一方、バスケットボールやアメリカン・フットボールでは、選手年俸に当てるパーセンテージが労使協定で定められている)。



ここでの問題は、はたして高学年棒の選手が「その額に見合うだけの活躍」をできているかどうか、である。

結論から先に言えば、残念ながら今季のアメリカ大リーグにおいて、年俸2,000万ドル(約16億円)超の14人の選手のうちの8人が「給料ドロボウ」と呼ばれてしまっている(57%)。



今年の最高年俸3,000万ドル(約24億円)を記録した「アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)」の成績はといえば「ごく平凡な大リーガーのそれ」に終わってしまった。

122試合出場で打率2割7分、18本塁打、57打点。「クリーンナップの打者として期待される打点は、アメリカ大リーグ全体で126番目の成績に過ぎなかった。強打者の総合的な指標であるOPS(出塁率+長打率)も68番目(.783)」。

14人の年俸2,000万ドル超の選手の中には、「平均的な大リーガーの成績にさえ達していない選手」も見受けられる。かのマイケル・ジョーダン(バスケ)の大活躍とは、雲泥の差と言わざるを得ないだろう。



それでもアメリカ大リーグ選手の年俸が上がり続けている。それはひとえに「チケット価格を上げても売れる状況が続いているから」である。

しかし、冷静に高額年棒選手の成績表を見つめてしまえば、ファンたちはきっとこう思うことだろう。

「もっとチケット料金を安くしてくれよ…」





ソース:Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 12/6号
「8人の給料泥棒」