2015年8月27日木曜日
本田圭佑と「三国志」 [サッカー]
本田圭佑が「三国志」の話題に触れた部分を、Number(ナンバー)884号 特集 本田圭佑より抜粋引用。
Number誌(以下、N):そもそも、経営者としての挑戦、野心のようなものは、いつ頃から本田選手のなかに芽生えたのですか。
本田圭佑「三国志、ですかね」
N:ほう。誰が一番好きなんですか?
本田「曹操孟徳です」
N:イメージとぴったりですね!
本田「そうですか? やっぱり影響を受けている部分があるのかな。幼少の頃から父親に教えられたこともあって、三国志が好きなんですよ。最初はマンガから入って、その後、活字で劉備が主役のもの、曹操が主役のものなどを含め、いくつか読みあさった。彼らトップの人間がそれぞれひとつの城を築いていく。そういったプロセスが好きでしたね。その頃の影響は確かにあるかもしれません。グループ、組織というものには子供のときから興味がありましたからね」
N:それでは、経営者で尊敬している人、本田さんが目標にしている方はいますか?
本田「たくさんいますよ。たとえば、どのあたりの人を聞きたいですか?」
N:誰もが想像するのは、一代でソフトバンクグループを築いた孫正義さんや、マイクロソフトを立ち上げ世の中を画期的に変えたビル・ゲイツとか…。
本田「間違いないです。(スティーブ)ジョブズもそうですよね」
N:なかでも本田さんが憧れて、目標とする人物がいたら教えていただきたいのですが。
本田「いま挙げていただいたような方々は尊敬していますし、日本でも尊敬している経営者はたくさんいますけど、極めて好きというような人ですか? …そうですね、曹操孟徳とでも言っておきましょうか」
N:やはり、そこですか。彼のどういうところが好きなのでしょうか?
本田「三国志って2千年ちかく前の話で、絶対にフィクションだろうという部分も多いじゃないですか。そんな強いわけないだろう! みたいな。でも、そのマンガチックな部分も含めた曹操孟徳の完璧具合ですよね。武将としても強いし、何よりもリーダーとしてカリスマ性がある。行動でも引っ張るし、背中でも口でも語る。総合的にバランスがよくて、本当にカッコいいとおもいます。もちろん、フィクションだよと言われればそれまでなんですが、夢があるわけですよ。僕が幼い頃から憧れた曹操の姿には、影響を受けているかもしれないですね」
Number誌「本田圭佑が日本代表に必要な理由」より
聞くところによると、歴史上の人物では「三国志」の曹操孟徳が好きだという。ライバルの劉備玄徳のように神輿として担がれるより、自ら先頭に立って突き進むタイプだから当然か。戦国大名なら織田信長だろう。本田が信長を演じる姿を想像するとハマリ役に思える。その際、木下藤吉郎は長友佑都に是非やってもらいたい。
もっとも、フットボーラーとしての本田は曹操や信長のような天才タイプかと問われると、答えに窮してしまう。吸いつくようなボールタッチに象徴されるセンスや足の速さといった天賦の才に恵まれていないことは本田自身が認めるところだ。
…
ソース:Number(ナンバー)884号 特集 本田圭佑
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