2013年5月23日木曜日
香川真司の不遇に涙する、古巣のクロップ監督 [サッカー]
「香川真司は『世界最高の選手の一人』なのに、マンチェスター・ユナイテッドでは、20分しか出場していない! しかも左サイドで! 心が痛むよ…。本当に涙がでる…」
そう嘆くのは、ドイツ・ドルトムントのクロップ監督。
ドルトムントは香川真司の古巣であり、クロップ監督とは昨シーズン、ともにリーグ優勝の歓喜に浸った仲である。
ところが、イングランド「マンチェスター・ユナイテッド」に移籍してからというもの、香川に与えられる役割は「脇役」ばかり。
「起用されるポジションは、慣れない左サイドハーフが多く、ベンチを温めることも多かった(AFP通信)」
クロップ監督が見込んだ香川は、「中盤の中央」にいるべき選手であり、「最高レベルのゴールへの嗅覚を持った攻撃的MF(ミッドフィルダー)」なのに!
ドルトムント時代、香川は49試合に出場し21得点を挙げ、リーグ優勝に大きく貢献した。ビルド誌は香川をブンデスリーガ(ドイツ一部リーグ)のベスト・イレブンに選出し、さらに欧州主要15メディア加盟の「ESM(ヨーロピアン・スポーツ・メディア)」が選ぶ年間ベスト・イレブンにも選出された。
そして今季、「赤い悪魔」マンチェスター・ユナイテッドの一員となった香川は、リーグ優勝の栄誉には預かれたものの、出場試合数は20、挙げた得点は6にとどまった。
「別れ際には、お互いに涙を流しながら、20分ほどハグを交わしたよ…」
クロップ監督は、そう言いながらも、「しかし、多くの日本人にとってマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることは、ドルトムントでプレーすることよりも大きな意味がある」と一定の理解を示した。
確かに、香川真司が日本人初のイングランド、プレミアリーグのプレーヤーとなった快挙は、日本サッカー界、そしてこれからのプレーヤーたちを大いに奮い立たせた。
ところで、マンチェスター・ユナイテッドの老将「ファーガソン監督」はというと
「香川はまったく異なる環境からここにやって来た。日本はもちろん、プレミアはドイツとも大きな違いがある。来季になれば慣れるだろう」と語っている。
(了)
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ソース:AFP通信
「クロップ監督、香川のマンUでの起用法に不満」
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